よろず屋ダイアリー

健常者もどきの20代♂による雑記

エ※グロ注意!! 異能バトル漫画 「戦闘破壊学園ダンゲロス」を読んだ感想

かつて月刊ヤングマガジンという雑誌で、「戦闘破壊学園ダンゲロス」という作品が連載されていた。


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〈出典:http://toichiwriter.blog.fc2.com/blog-entry-40.html

 

戦闘破壊学園ダンゲロス コミック 全8巻完結セット (ヤンマガKCスペシャル)

戦闘破壊学園ダンゲロス コミック 全8巻完結セット (ヤンマガKCスペシャル)

 

インターネット上で行われた対戦ゲームが原点であり、後にそれを元にした小説版が発売された。

 

そしてその小説を原作に、漫画版が発売された。

 

要するにゲーム→→小説→→漫画という流れを経て、着々とメディア展開していったのだ。

 

アニメ化もするのではないかと囁かれたが、今のところその予定はない。内容的にはOVAが妥当かもしれない。

 

ここでは漫画版「戦闘破壊学園ダンゲロス」についての感想をペラペラ述べるだけなので、ほぼ初見さんはお断りになってる。ブラウザバックを推奨する。

 

パッと見た感じは、能力系バトル漫画なのだが…

 

バトル系のアニメや漫画だと、超能力を使ったりするのがお決まりで、この「戦闘破壊学園ダンゲロス」という作品も例外ではない。

 

 

しかし個人的に他の作品と違うなと思った点がいくつかある。

 

 

まず1つ目が、登場人物たちの能力があまりにもバカげていること。

 

例で言うと、

・カレーの辛さを自在に変える能力

・鏡を通して一定の範囲内の風景を映し出し、卑猥な目的でのみ、そこに干渉できる能力

・食用動物をパック肉に変える能力

などがある。

 

一見すると、「そんな能力どこで使うんだよ!!」とツッコミを入れたくもなる。

 

全く役に立たなそうな能力ばかりだが、作中では「おぉ、そういう風に使うのか!!」と思わせる場面が多かった。

 

特にカレーの辛さを変える能力は、口にしただけで即死するほどの辛さに設定することで、暗殺にも応用できるのだ。

 

 

 

他にもかなりエグい能力もあったりする。メギドという名の能力だ。

 

なんと相手の貞操を問答無用で奪い取るのである。皮肉にも、主人公の両性院や邪賢王ちゃん相手にその能力が使われてしまったのだ。

 

 

漫画版ではかなり規制が入ったため、性的な描写は吹き出し等に隠れていた。原作だとどうなっていたことか。

 

それにしても、あそこまで残酷な能力が他作品にもあるのだろうか。いや、ないと信じたいものだ。

 

しかもそんな恐ろしい能力が、終盤に繋がる伏線なのだから、相当タチが悪い。

 

 

 

能力と聞くと、「僕のヒーローアカデミア」みたいなものを想像する人は多いと思う。

 

 

しかし、この「戦闘破壊学園ダンゲロス」のキャラが使う能力は、どれも滅茶苦茶で支離滅裂なものしかないのだ。

 

そんなバカげた能力でも、しっかりと工夫してから戦闘に挑む、そんな希望崎学園の生徒たちの姿はとても輝かしい。

 

 

 

 

 

戦いの最中なのに、現在と過去を行き来するストーリー構成

 

2つ目はストーリーの進め方にあり。

 

 

生徒の大半が魔人と呼ばれる能力者である。

 

生徒会チームと番長グループに分かれて、殺し合い(通称:ハルマゲドン)を行うというのが、主なストーリーだ。

 

途中で第三勢力や第四勢力なんかも出てくる。まさしく「戦闘破壊学園」というタイトルに相応しい。

 

 

 

ストーリーの進め方についてだが、いきなりハルマゲドンが開幕しているところから本編が始まり、

 

それと並行して、個々のキャラクターを掘り下げつつ、ストーリーが進んでいく。

 

なので、本編→→過去→→本編→→過去といった感じに、時間軸がコロコロ変わる。非常にややこしいので、根気強く読まなければならない。

 

 

僕も実際に混乱したものの、

 

「ん〜、とりあえず派手に殺し合い始めっから!!!」

 

という感じでストーリーが始まらなければ、どこかインパクトに欠けた無味乾燥な漫画にしかならなかったと思う。

 

 

 

簡潔に言うと、最初からエンジンがフルスロットル状態で、たまにクールダウンしつつも、またぶっ飛ばしたり休んだりする、そういう漫画なのだと思う。

 

事が起こるまでの過程からチマチマ描いていく作品とは違うのだ。

 

 

 

能力が判明するまでは、決してそのキャラは死なない?いやいや、それはあなたの妄想でしょ!?

 

3つ目は容赦なくキャラクターが死んでいくこと。

 

 

 

 

「戦闘破壊学園ダンゲロス」の場合、ただの殺し合い+αを描いた作品であるため、主人公が仲間を通じて成長するなんてことはまずないし、能力磨きをするわけでもない。

 

 

 

文字通り殺し合いなので、お互い能力の見せ合いっこなんてものは一切やらない。

 

むしろ一度も能力を使ってなかろうが、死ぬときは容赦なく死ぬ。そんな漫画である。

 

 

こいつはまだ能力を使ってないから、延命できるだろうなんて期待は即座に裏切られる。

 

むしろずっと謎のまま、物語が終わるという仕様になっている。

 

 

 

そもそも、能力を披露してなければ生き残れるなんて誰が決めたのさ?

それだったらみんな能力使わなくなるじゃん。

 

 

 

 

よく他の作品でも見かけるであろう、

 

「オレが本気を出せば町が吹っ飛ぶぜ?」

 

とか

 

「今ので出力は60%だ。もう40%足せばどうなるか…分かるよな?」

 

みたいに余裕ぶってる暇すらないのだ。

 

第三勢力でもあり、魔人の上位種とされる転校生ですら、戦う相手を常に警戒するほどなのだ。

 

殺し合い故に、みんな真剣。

 

「BLEACH」みたく、能力の出し惜しみで劣勢を強いられるようなおバカな展開なんてまずない。そんなこと、ハルマゲドンでやったら即座にお陀仏だ。

 

 

殺し合いの中で、一度でも能力を発動できればマシな方である。

 

 

まとめ

 

魔人の能力のバカっぷり・理不尽さ、ストーリー展開、王道の反対を往くスタイルなど、他の異能バトル漫画とは明らかに異質である。

 

 

キャラクターについては、特に書いておきたいことはない。ストーリーがストーリーなだけに、どうせ主人公の両性院以外は全員死ぬだろうと割り切っていたので、愛着も何もあったものではなかった。

 

強いて言えば、邪賢王ちゃんや一刀両断いとりたちは可愛かったが、まぁ…それだけである。あと転校生の黒鈴くらいか。

 

 

 

能力で一番恐ろしかったのはメギドで、あれよりも脅威的な能力って、他にないんじゃないかというくらいだった。

 

 

 

注意深く読まないと、いつどこでだれがなにを、しているのか分からなくなる。ストーリーの進め方としては斬新だったが、斬新だっただけで、分かりづらさが目立って仕方なかった。規制的な意味も含めて、アニメ化は難しいと思った。

 

 

元はネットゲームだったけど、小説化だけでなく漫画化も成し遂げた人気作。しかしアニメ化には漕ぎ付かずに終わってしまったのが少々残念でならない。

 

最近の「ムヒョロジ」みたく、過去作からアニメ化するケースもあるので、まだワンチャンあるかもしれない。