よろず屋ダイアリー

健常者もどきの20代♂による雑記

僕が英語に執着し、それを完全に断ち切るまで【後編】


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まだ前回を見ていない方はこちら!

 

 

僕はかつて英語に執着していた。

 

中学時代に、初めて英語という科目に触れた。最初の頃は定期試験で赤点を取るほどの無能だった。

 

 

しかしそんな英語の勉強に明け暮れた結果、徐々に成績は上がっていった。

 

やがて高校の実力テストで100点を取るなど、英語は確実に武器と呼べるものになった。

 

 

 

 

 

…はずだった

 

 

 

 

 

よろず屋ダイアリー“初”の連載型の記事ということでお送りしたいと思う。

 

英語を勉強し続けた僕が、どうして英語から身を引くことになったのか。そしてその根本的な原因は何なのか。

 

 

 

中学から高校まで、僕の英語に関するエピソードについて紹介したいと思う。この記事では高校編について記述する。

 

 

 

 

 

高校編

 

高校一年

 

偏差値低めの高校に入学することになったが、学校の治安自体はそこそこ良かったので、中学よりもずっと安泰していた。

 

 

 

高校で初めて英語の授業を受けるのだが、面白いことに、現在形で使う“have”と現在完了形で使う“have”を履き違える連中があまりにも多かった。

 

 

マジか…

 

 

と内心でそう思った。

 

 

 

勉強に使っていた教科書は「DUAL SCOPE」シリーズ。僕は後にこの参考書を買い、ひたすら独学に努めた。

 

チャート式シリーズ デュアルスコープ総合英語 三訂版

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ちなみに高校初の定期試験において、英語は90点台を取得した。

 

英語の先生からも一目置かれた。あぁ、自分は他者から努力を認められたのだなぁと染々思っていた。

 

 

以降、満点を取るようになった。クラスの間では、よろず屋ダイアリー=英語という認識になっていた。

 

 

 

学力診断テストなるものも受けてみた。

 

他学校との比較も交えて、成績が順位付けされるテストだ。

 

 

そこでも英語は“校内”トップであった。

 

 

 

…そう、“校内”トップだったのだ。

 

 

 

他学校を交えると、順位は3位だった。

 

 

プリメーラでもセグンダでもない、トレスだ。


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<出典:https://ameblo.jp/red6915/entry-10271093480.html 

 

 

 

僕より上位の人は、絶対に100点だったに違いない。

 

 

僕は90点台だったが、天と地の差があると感じていた。

 

 

 

時期的にはそろそろ春休みだった。ここからさらに英語の勉強に精を出そうと決意した。

 

 

当時の僕の目標は高く、校内でトップになっても全然飽き足らなかった。他学校の、それも進学校クラスの生徒よりも、せめて英語だけでは本気で勝ちたいと思っていた。

 

 

 

なぜ勝ちたいのか、

 

なぜ英語だけに限定するのか、

 

なぜ英語なのか

 

 

 

これらの問いは、僕の頭の中で無意識に浮かんでいた。しかし僕はそれらから目を背け、闘争心だけが僕を突き動かし続けたのだった。

 

 

高校二年

 

春休みに勉強しまくったため、仮定法までも習得していた。

 

本来は高校二年で学習する分野だが、すでに完璧に覚えていたため、英語の授業ではあまり先生の話は聴いていなかった。主に他の科目の勉強をしていた。

 

 

英語の先生たちの間でも、僕は有名人だった。みんな僕が英語が得意だと知っていたためか、そこは容認してくれた。

 

 

だが授業の要点だけはしっかり聴いていたので、独学では少し分かり辛かった文法を補填することができた。実に効率の良い学習法というものよ。

 

 

 

 

高校二年から教科書が変わって、授業で「DUAL SCOPE」 シリーズを使う機会がなくなったものの、引き続きその参考書で勉強を進めていく。

 

 

 

 

他にも「Forest」シリーズに手を出してみた。

 

総合英語Forest, 5th edition

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ぶっちゃけこっちの方が簡単だった(笑)

 

 

これさえ見ておけば、少なくともテストで赤点を取るなんてことは絶対にない。

 

 

 

 

長文問題やリスニング、そして英文法を勉強しつつ、高校二年の春休みを有意義に過ごすのであった。

 

 

 

自分の英語に対する思いが実はただの執着心だったと気付かぬまま…。

 

 

 

高校三年

 

相変わらず英語の成績はトップだった。

 

 

定期試験はもちろん、実力テストも常にトップ。少なくとも校内では、僕の右に出る者はいなかった。

 

 

そんな英語でも、唯一好きになれない分野は確かにあった。

 

そう、会話である。

 

リスニングも苦手ではあるが、僕が関心を持つことすらできないのが、この“会話”である。

 

 

英語で気さくにコミュニケーションを取るという作業がこの上なく苦手だった。

 

 

 

それでも、克服するために努力は怠らなかった。

 

 

 

 

校内で開かれる英会話教室に通い、ネイティブの人と英語で会話したり、外国の映画なんかも視聴した。英語学習にはピッタリだったと思う。

 

 

しかし結局は途中で止めてしまった。

 

 

コミュニケーションは去ることながら、英語学習の要の一つである、ハリウッドやディズニーにも一切興味を持つことができなかった。

 

 

 

実際に英語学習が継続する人って、授業の読み書きだけじゃなく、外国人とのコミュニケーションや異文化に興味を持てる人なんだなぁと思った。

 

 

 

 

読み書きにしか目が向かなかったものの、それでも校内でトップであることに変わりはなく、僕はそれに甘んじることになった。

 

 

 

そしてある日、英語の先生から英検を受験するよう薦められた。

 

僕も受けてみようと思い応募した。

 

 

一次試験は余裕で突破した。普段から英語に取り組んでいた結果が出た。それだけの話である。

 

 

二次試験は面接で、面接官が質問する内容に英語で答えるというものだが、過去問を見れば出てくる問題の傾向が分かる。

 

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あろうことか、僕は過去問など一切見向きもせず、引き続き読み書きの勉強だけをこなしていた。

 

 

当然ながら、結果は不合格。

 

 

読み書きが万全なのだから、それに付随して話すことくらい造作もないと高を括っていたのだ。

 

当時の僕は明らかに慢心していたのだと思う。

 

 

結局何も得られぬまま、卒業式を迎えてしまった。式後は即座に帰宅するという、ディスコミュニケーションぶりを持て余すところなく発揮した。

 

 

卒業後…

 

後に英検は再受験し、合格こそしたものの、そこで僕は一つの事柄に気付いた。

 

 

 

本当は英語そのものに関心がない。

 

 

 

僕が本当に欲しいと思っていたのは、英語をこなせるという一つの証拠だけだったのだ。

 

 

まともにこなせるものが英語以外になかったから、ただそれに執着していただけということに気が付いた。

 

 

 

 

不幸にも、その事実に気付いたのは高校を卒業してからだった。

 

…驚いた。まさか今まで数年もの間、取り組んでいたものが実は無関心だったとは。

 

 

いや、心のどこかではすでに気付いていたのかもしれない。ただ、止まるに止まれなかっただけだ。

 

 

 

 

中学時代に、いじめによって蓄積された劣等感や屈辱感。いじめを行った連中には、僕より成績の良い奴もいた。

 

もう関わり合いなんてないはずなのに、高校に入ってからも、それが忘れられずにいた。いつか遭遇したときに見返してやる。それが英語に執着する原動力の一つになっていた。

 

 

 

 

今まで僕が英語に拘り続けた理由、周囲に自分の力を大きく誇示したかったのと、その手段となる英語でたまたま結果が出たことである。

 

 

今まで他人に見下されたのだから、何か自分の取り柄となるもので見返したいという思いだけで動いていた。

 

 

 

いじめっ子のみならず、元友人たちと比較しても僕は遥かに劣っていた。それが一層拍車を掛けたのだ。

 

 

 

 

進学先は英語どっぷりの学校で、勉強内容は主に英語によるコミュニケーション。TOEICもあるにはあったが、外国人との交流が多くを占めていた。

 

 

英語にこれっぽっちも関心がないと分かったし、コミュニケーションに至っては元より苦手だった。

 

在学中に短期間の留学もしたが、全く改善することはなかった。

 

 

 

紆余曲折を経て、今では立派な社会不適合者。本当にありがとうございました(・∀・)

 

 

まとめ

 

今まで英語に執着していたのは、過去のいじめ故に自尊心が破壊され、その劣等感から自分が何らかの分野で上に立ちたいと思い込んだから。

 

そしてたまたまその手段として英語が非常にこなせたという偶然性から。

 

 

 

コミュニケーションについては相変わらずで、そもそも英語よりも語彙力のある日本語でもろくに話せないのだから、それが英語だと尚更…って話だろ?

 

 

あと外国人特有のノリがしんどい。

 

老若男女問わず馴れ馴れしい。女はまだしも、野郎は寄って来るな。

 

 

 

教鞭を取ったり、塾のアルバイトをするのなら、これまで蓄えてきた英語力を活かせなくもないだろう。

 

しかし圧倒的に、そのために必要なコミュ力が不足していたので頓挫した。

 

 

他にこなせるものがなかったからこそ、僕は英語に依存せざるを得なかっただけだ。

 

その英語を手放せば、かつての無力な人間に戻ってしまう。当時は本気でそう考え込んでいた。

 

 

今思えば明らかに視野が狭すぎただけの話で、手放したら手放したで、また別の何かが入ってくる。大して恐れる話ではなかったのだ。

 

 

 

いじめで精神的に大きく疲弊してしまった故に、視野が著しく狭まってしまい、強迫観念に囚われてしまった…というのが事実なのだが、事情を知らない人からすると、好きでもない英語を勉強しまくって、英検取って勝手に燃え尽きた…程度にしか映らなかったと思う。

 

 

英語に対する気持ちは興味ではなく、ただの執着心だったと早めに気付いてさえいれば、まだマシな生き方ができたのかもしれない。

 

 

 

まぁ元からダメ人間気質ではあったのだが、上記のエピソードにより、余計にダメになってしまった。そんな人間の半生でした☆